静岡県教委は7月30日、県内公立高の2008年度入学者選抜の実施要領を発表した。5年ぶりに入試制度を改め、従来の前・後期を廃止した。選抜機会は1本化し、受験は1校に1回だけとなる。通学区域は全廃される。学科改編では新たに下田、科学技術、三島長陵の新構想高3校が2008年4月に開校する。
新入試制度では、1回の受験機会の中で、高校側が独自に選抜基準を設定する「学校裁量枠」と、全校共通の「共通枠」の2種類の指標を設けて選抜を行う。実施要領では全日制101校(分校を含む)の具体的な選抜基準を公表した。学校裁量枠は90校151学科が設定した。部活動など「体育的・文化的活動」を重視した学校裁量枠を設けた高校は75校87学科に上った。
選抜資料は学校裁量枠、共通枠とも調査書、学力検査、面接が基本。学校裁量枠では、実技検査など学校が定めた選抜資料を用いることができる。
このほか、松崎高が県内3番目の連携型中高一貫校として始動し、松崎中、西伊豆中、賀茂中と連携する。
静岡中央高(静岡市葵区)は県東部、西部の生徒の通学環境を整えるため、三島長陵高(三島市)と新居高(新居町)に通信制課程のキャンパスを設ける。三島長陵は2008年度、新居は2009年度に開設し、静岡中央高の教員が常駐して指導や学習相談にあたる。


