静岡県の公立高校入試では、1回の選抜の中に、各学校が独自に定める学校裁量枠と県共通の方法による共通枠という2つの選抜枠を設け、一般選抜として実施します。
各学校が独自に定める学校裁量枠は、原則として募集定員の0~50%の人数で、学校・学科(科)別に設定し、調査書・面接・学力検査の3つの選抜資料の他に、学校独自の選抜資料を加えることがあります。また、共通枠とは異なる各学校独自の選抜方法により合格者を決定します。
県共通の方法による共通枠とは、全県共通の選抜方法で実施し、調査書・面接・学力検査の3つの選抜資料を用い、3段階の選抜手順により合格者を決定します。
県共通の方法による共通枠の選抜手順としては、
第1段階として、
①調査書の学習の記録における9教科の評定合計の上位から共通枠定員までの者(同点者を含む)を対象者と決めます。
②①で決めた対象者のうち、学力検査の5教科の得点合計の上位から共通枠定員の75%程度の者を合格者とします。
第2段階として、
第1段階による合格者を除いたすべての受検者を対象とし、調査書の学習の記録以外の記載事項及び面接の結果により、共通枠定員の10%程度の者を合格者とします。
第3段階として、
第1段階及び第2段階による合格者を除いたすべての受験者を対象とし、調査書の記載事項、学力検査及び面接の結果を総合的に審査して、共通枠定員の15%程度の者を合格者とします。
※ それぞれの段階において、その段階で用いた選抜資料以外の選抜資料を考慮した結果、その段階の合格者から除外される場合があります。
※ 各段階で合格者とする割合の程度は、前後10%の範囲とします。(75%程度=65%~85%)
調査書は、各教科の評定、特別活動の記録、諸活動の記録などを評価します。
面接は、集団面接、個人面接(自己表現などを含む)、グループ面接(グループによる討論など)の中から各高校が選択して実施します。
学力検査は、国語、社会、数学、理科、英語(放送による問題を含む)の5教科(各50点満点)で実施します。
よくある質問としては、「学校裁量枠と共通枠には別々に志願するのか?」というのがありますが、学校裁量枠と共通枠は別々に志願するのではなく、学校裁量枠と共通枠を併せた一般選抜について、1校1学科(科)に志願することになります。
ただし、希望者を対象に実技検査など(学校独自の選抜資料)を実施する学校裁量枠の場合、その受験の希望の有無を記載して志願することになります。
その他、志願することのできる学校・学科(科)は、1つの高校の1つの学科(科)についてのみ志願することができます。ただし、学科(科)が2つ以上ある高校を志願する場合は、一般選抜及び再募集において、志望順位を付けて、学科(科)を併願することができます。
また、通学区域は、普通科、専門学科及び総合学科のいずれにおいても、静岡県内全域の県立高校に志願することができます。ただし、市立高校の学区はそれぞれの市で定めます。