徳島県公立高校等の入試選抜制度改善検討委員会が平成21年5月22日(金)に開かれました。委員会では、
・現行制度(前期選抜・後期選抜)
・改善の理念及び導入のスケジュール
・入学者選抜制度の改善案
・県立中学校入学者選抜
の主に4項目が議題にあがりました。
特に大きな課題である改善の理念及び導入のスケジュールについては、現行制度が前期選抜を2月上旬に実施し,一般選抜を3月に実施している入試に対して2案が検討されました。
改善案1
特色選抜等と一般選抜を3月に実施する
メリット
3月にすべての生徒に5教科学力検査を課すことで,現行制度の学力面や実施時期での課題が解消され,入試事務も簡素化される。
デメリット
・学力重視1回の選抜となり,生徒の多様な能力・適性が評価されにくくなり,高校の特色化も後退する。
・多数の学科のある高校では,出願や選抜が複雑になる。
改善案2
特色選抜等を2月中旬に実施し,一般選抜を3月に実施する
メリット
2月の選抜には,部活動等の活動面を生かしてチャレンジできる。
デメリット
2月に実施することで現行制度の課題が残る。
徳島県入試制度用語解説
選抜方法
独自選抜方法:調査書,県教委作成の5教科基礎学力検査又は5教科学力検査の全県共通の選抜資料に加え,活動の記録,作文,面接,自己表現,実技検査等から学校独自の選抜資料を用いる選抜方法
共通選抜方法:調査書,県教委作成の5教科学力検査,面接等の全県共通の選抜資料を用いる選抜方法
選抜の名称
一般選抜:共通選抜方法又は独自選抜方法により実施する選抜
特色選抜:部活動等の活動面を重視して,独自選抜方法により実施する選抜
スポーツ指定選抜:競技力向上スポーツ指定校における指定競技の活動面を重視して独自選抜方法により実施する選抜
連携型選抜:連携型中高一貫教育を行っている中学校・高校間で実施する選抜
その他、今回検討されたり、議論になった主な事項は、以下の通りです。
◆特色選抜,スポーツ指定校選抜は,出願要件を明確にして,それに見合う生徒が受検するようにすべきである。
◆一般選抜においても生徒の個性を見るように検討するべきである。
◆各高校がスポーツ等の面でも競い合うようにすべきである。
◆スポーツ等は,環境に恵まれていないと自分一人ではできない。まず,学力をつけることが大切である。
◆一般選抜では普通科にも傾斜配点を導入してはどうか。
◆入試はシンプルなのがよい。
◆学力面は1回の選抜で行い,入学後に頑張らせるのがよい。
◆特色選抜,スポーツ指定校選抜では,部活動等で中学校と高校が連携をして,人物面でも優秀な生徒が志願するようにすべきである。
◆基礎的な学力を身につけることが生徒の将来への意欲につながること,教師は使命感を持って指導すること等,根本的な部分を考えて入試制度を検討すべきである。
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