和歌山県教委は2月7日、2007年度県立高校入試で推薦入試に代わって導入した前期選抜の出願状況を発表した。全日制全体の出願倍率は2.19倍で2006年度の推薦入試に比べ0.72ポイント上回った。中学校長の推薦状がなければ出願できなかった推薦入試と違って、誰でも出願できるために出願が大幅に増えた。紀南地方では神島普通科が3.77倍で最も高い倍率だった。県教委は「公立校を受験する生徒の85%程度が前期に出願している」としている。
全日制34校4分校77学科の入学者枠(定員)3492人に対して7633人が出願した。学科別に見ると、普通科の出願は4279人で、倍率は2.79倍(06年度比0.88ポイント増)。農業、商業、工業などの専門学科は全体で1.69倍(0.45ポイント増)。総合学科は1.79倍(0.51ポイント増)だった。
全日制普通科で倍率が最も高かったのは日高の5.25倍で、4倍を超えたのは箕島、向陽、桐蔭。紀南地方では神島が3.77倍、田辺が3.75倍と各校とも普通科は06年度の推薦に比べ倍率を上げた。07年度から新翔高校に校名変更する新宮商業で新設される総合学科は1.40倍だった。
県教委によると、募集定員に占める前期選抜の定員枠割合は、全日制の普通科が20~50%、総合学科と専門学科は40~100%と差がある。普通科の出願率が高くなったのは定員枠の少なさが原因という。
県内中学校の今春の卒業生は10680人で、このうち公立高校を受験するのは約9000人に上る見込み。県教委は前期選抜への出願は公立高校を受験する生徒の85%程度とみている。「昨年までの推薦入試と形態が変わったので、受験に挑戦する生徒が増えた」と話す。


